医療職、介護職の給料は国が定める診療報酬、介護報酬により上限額が決められる。
医療保険、介護保険制度の枠組み内でサービスを提供しているだけでは、公定価格を超える人件費をもらうことはできない。
しかしながら、国の財政が厳しい状況で、医療、介護にかかわる有資格者が増えている。
つまり、財源は縮小するが、給料をもらう人が増えている。
この状況に加え、物価は上昇し、消費税も8%となり、電気代などの生活コストも上がっている。
この状況は非常に「まずい」と言える。
筆者は仕事柄、様々な方の給料を知る機会が多く、公定価格が定める以上の人件費をもらっている人と良く出会う。
そのような人の特徴は「資格以上の価値を提供できる」というものである。
言い換えれば、資格の価値は「余裕」で提供できている専門家でもある。
収入を上げるためには、医療職、介護職がそれぞれの専門性を梃子にして、別の価値を提供することが今求められている。
社会や会社からの期待と自分の提供できる価値が重なる部分にチャンスは眠る。
その眠るチャンスを起こすのは、他人ではなく、自身の行動のみである。
仕事の質を変えること、ワークシフトが今からの時代必要だ。