戸建てセミナールーム閉鎖のお知らせ

2021年1月末を持ちまして株式会社Work Shiftが管理・運営をしておりました戸建てセミナールーム「在宅リハビリテーション・ケアスクール 高槻」を閉鎖することになりました。

閉鎖の主たる理由は「新型コロナウイルスによる対面式セミナー実施」が困難であることです。

この戸建てセミナールームは在宅リハビリテーション・ケアの本質を伝える目的で赤字覚悟で運営をしておりました。

まさに、弊社の理念の結集だったのですが、会社の経営継続のため手放すことになり痛恨の極みです。

2020年には大阪府淀川区のセミナールームも閉鎖し、再び、セミナー会場を閉鎖することになるのは社長である高木綾一の不徳の致すところです。

しかしながら、株式会社Work Shiftの理念は失っておりません。

理念さえ失わなければ、手段や方法はいくらでもあります。

2020年12月にワークシフトオンライン(https://workshift-online.com/)を開設し、オンライン専門のセミナーを開催しております。

新型コロナウイルスが収束次第、速やかに対面セミナーにて理学療法士・作業療法・言語聴覚療法・在宅リハビリテーション・ケアに関する技術講習会を開催いたします。

今回の戸建てセミナールーム閉鎖は、未来に向けた次の行動のきっかけとも言えます。

戸建てセミナールームのご活用いただきました講師の先生方・参加者の皆様、本当にありがとうございました。

今後とも株式会社Work Shiftをよろしくお願いいたします。

株式会社Work Shift
代表取締役 高木綾一

2021年1月26日 引っ越し作業の風景です

介護保険事業をリハビリスタッフに丸投げしてくる経営者はヤバいから気をつけろ

医療機関の経営者は本業の医業で経営が行き詰まってくると、相当な確率で「介護保険事業をしよう」と考える。

確かに医療機関と介護保険事業の親和性は高い。

在宅復帰の取り組み
在宅療養患者の増加
看護師・リハビリ職などの介護保険事業での活用
医療ー介護の連携の推進
などを理由として医療機関が介護保険事業に勝機を見出すことは一般的なことになっている。

しかし、医療機関が介護保険事業に乗り出す時に、経営者の本質が見えやすい。

特に「介護保険事業をリハビリスタッフに丸投げしてくる経営者」には皆さん本当に気をつけた方が良い(下図)。

このような経営者は
金儲けのみのために介護保険事業に乗り出そうとしている
実は介護保険の仕組みすら理解していない
介護保険事業には医師は全く関わらなくてよい
介護保険事業を行うことで従業員の満足度が上がると勘違いをしている
などの考えを持っていることが多い。

図 介護保険事業をリハビリスタッフに丸投げしてくる経営者(転載禁止)

このような経営者の下で介護保険事業を行うと
医師の取り組みが必要な加算がことごとく取れない
医師が作成しなければならない書類もすべてリハビリスタッフや看護スタッフが作成することになる
介護保険事業の集客が悪いと現場の努力が足りないと一方的に叱責する
介護保険事業のコンプライアンスを理解していないので社内で問題が多発しても全く気付かない
などのヤバい出来事が増えてくる。

介護保険事業に当事者意識のない経営者が介護保険事業に乗り出すことは、結果として、社内外に悪影響しか与えない組織が完成してしまう。

視点を変えれば、このような経営者に出会った時、セラピストとしての皆さんの本質も現れることになる。

経営者に迎合するイエスマンになるか?
経営者に意見する助言者になるか?

あなたはどっちだ?

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

イラスト提供
福山真樹

理学療法士×イラストレーター
医療・介護等の現場を、医療職種の胸の内まで分かりやすくイラストで伝える。
臨床で勤務する理学療法士だからこそ描ける作品を医療関係者等へ提供し、書籍・学会・福祉機器紹介PV等、様々な場面で用いられている。
問い合わせ先
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個人のキャリアにもBCPが必要である

BCPとは事業継続計画(Business Continuity Plan)の頭文字を取った言葉である。

事業継続計画とは、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画である。

近年は、新型コロナウイルス感染拡大、台風、地震などの災害により企業経営の継続が困難となる事例がふえていることから、BCPは注目されている。

2021年介護報酬改定では全介護事業所・施設にBCPの策定が必要とされる予定である。

しかし、このBCPは企業経営だけに必要なものではない。

個人のキャリア戦略においても重要である。

人生には転機がある。

職場をやめたい
病気になった
やりたいことが見つかった
経済的に厳しい
失業した
親の介護をしなければならない
など・・・

人生には想定外のことが起こる。

想定外のことが起こった時に「何の判断もせずに、何もしない」とどんどん状況が悪化してく。

したがって、「転機を乗り越える能力」は人間にとって大変重要なものである。

転機を乗り越えるための理論はいくつか存在しているが、最もシンプルな方法は「自分自身のコンテンツを明確にしておく」・「信頼関係のある仲間を増やしておく」ことである。

この二つの要件を満たしている人はキャリアにおけるBCPを備えている。

自分自身にコンテンツがある人は自分自身の商品価値を他者や市場に理解させやすいため、市場や人脈からのアクセスが増えやすい。

また、信頼関係が醸成されている人はあなた自身を他者・他社に紹介してくれる可能性が高くなる。

また、信頼関係のある人は
情報の提供
行動への後押し
直接的な支援
を提供してくれる可能性があり、これらがあるとないでは大きく行動が異なってしまう。

平たく言えば、人生の困難な時に周囲の支援が得られる状況を作っているほうが円滑に困難を乗り越えることができるということである。

自分のキャリアの継続性を高めるためのBCPの要件は二つである。

コンテンツの確立
信頼できる仲間

不透明な世の中ではこれらの要件が益々重要となる。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

PT・OT・STあるある!瞬間最大風速にモチベーションが吹き荒れる!!

お正月・ゴールデンウイーク・お盆休みなどの節目で、PT・OT・STの方が急激にモチベーションがあがり、SNSなどに突如として「これからの人生の目標」や「取得したい資格」について書き込むことがある。

「非常に高いモチベーションが生まれている」ことを感じさせる言動である。

しかし、最初にSNSに書き込んでから数日たつと普段通りの投稿内容に変化し、いつの日か「これからの人生の目標」や「取得したい資格」について語ることすらもなくなることを良く散見する(下図)。

瞬間最大風速のモチベーションが吹き荒れた後に全くモチベーションの風が吹かない・・・。


図 瞬間最大風速のモチベーションが吹き荒れる
(転載禁止)

それではなぜこのような状況になってしまうのだろうか?

それは、「自分のアイデンティティから生まれたモチベーション」ではないことが原因である。

人間は他人から与えられた、促された、命令された行動や金銭などの打算的なことを目的とした行動は長続きをしない。

なぜならば、それは「自身のアイデンティティから生まれた行動」ではなく、「他者の圧力により生じた行動」だからである。

「他者の圧力により生じた行動」が上手くいかなくなると、「自分自身が心の底から手に入れたい目標ではない」ため、行動を継続することが難しくなる。

つまり、「他者の圧力により生じた行動」には執念がないのだ。

執念は「自身のアイデンティティから生まれた行動」に宿る。

したがって、「なりたい自分」「自分らしさを感じる目標」「自分の本音」についてしっかりと悩み、その先に芽生えた「目標に対する行動」を大切にすることが重要である。

「最大瞬間風速のモチベーション」を繰り返している人はぜひ参考にしてほしい。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
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関西医療大学保健医療学部 客員准教授

イラスト提供
福山真樹

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リハビリ部門 管理者あるある! 保身全力の管理職セラピスト

管理職は「自らが管理する部門の人間関係とパフォーマンスを最適化する」ことが仕事である。

しかし、リハビリ部門の管理職にはそんな仕事にも目もくれず「自らの保身を最適化する」ことが最優先になっている人を散見する。

そのような管理者の特徴は
経営者や外部の関係者に愛想がよく
部下や他部署には態度がぞんざいな
ことである(下図)。

これは「経営者や外部の人は気に入られたい」「仕事の失敗は自分の責任ではなく他者の責任である」という心理が強く作用している。


図 保身の塊の管理職

質(たち)の悪いことは、このような管理者の言動を経営者や外部の人は見抜くことは困難であることだ。

経営者や外部の人には「とても愛想がよく仕事ができる人」という印象を徹底的に与えており、管理職の人物評価に対する強いバイアスが生じている。

そのため、経営者や外部の人から高い評価を受けているため、管理者は他部署や部下に対してはより悪態をつくことが増えてくる。

管理職の仕事である「自らが管理する部門の人間関係とパフォーマンスを最適化する」には程遠い状態である。

このような管理者には鉄槌をくださなければならない!

まずは、経営者や外部の人にその管理者の「客観的な言動」を報告することである。

そして、悪い言動があるたびに追加の報告を上げることである。

報告において留意するべきことは
管理職の保身により組織への悪影響が強いこと
複数の証拠や証言により管理者の保身の言動が証明されること
である。

この二点を満たすることができれば経営者の考えも大きく変わっていく可能性が高い。

 

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
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